沈まない太陽と自転車二人乗り

何もない乾いた荒野に学校が一つと数軒の店がある。本当に小さな町だ。私は校舎(?)の窓から空を見上げている。太陽が明るく照っているが、この土地では太陽よりも雨が必要なようだ。「・・・あれ?おかしいよ・・・。今は夜の10時半だもの、太陽がこんなに高いはずない!」太陽はどう見ても昼間2時の位置にある。「おかしい、こんなの、太陽がおかしいよ!」私は声を上げて通りにでた。太陽を見ながら、沈まなくては夜がなくなっちゃうと独り言を言った。すると太陽がみるみる沈み始めた。私はあわてて走り出したが、通りを渡るころにはすっかり太陽は地平線奥に沈み、美しくて静かな青い夜になっていた。

 

場面変わり、のどかな町の田んぼの間の道を自転車で走っている。道の途中で知人の女性に会った。家まで送っていきますよ~といい、彼女を後ろに乗せ二人乗りで走る。土の地面のぼこぼこでハンドルを取られながら気をつけて進む。小石をはじく音と感触がする。周りの家々の木が雨の後のように光ってきれいだ。細い草の道に入る。小さな小川が流れていて水のにおいがする。家に着くと彼女は小さな木戸を開けて草花であふれる庭に入っていった。私を見てありがとうという風ににっこりと笑った。年配の女性だが、まるで少女のように可憐だと思った。

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