一面の雪と箪笥と人形の夢

家族で旅行に来ている。雪国だ。一面の白い雪はまだ誰も歩いた跡が無い。空は曇天だが雪は降っていない。私たちは他の旅行者と話したりしながら雪の上を歩くことを楽しんでいる。少し川下のほうにある小さな古びた村に行く。ある小さな廃屋のような家に入る。人は住んでいないようだが人の出入りしている気配はある。入るとその家のおじさんが出てきて、家の中を見せてくださいという私たちに、散らかっていますがどうぞと快く迎え入れてくれる。中に入ると廊下はつやつやとした立派な木の廊下で、壁には作りつけの箪笥というか引き出しが天井まで備え付けられている。表は一面の朱い漆塗りで金魚がたくさん描かれている。思わず息を呑む。なんてすばらしいんだろう。きっと立派な家だったんだろう。でも廊下はホコリだらけ。衣類などもたたんで重ねられているが、もう何十年もそのままにされているような感じだ。2階に上がると小さな部屋。「ここは娘の部屋だったんですよ。亡くなってからもずっとそのままにしているのでねぇ、汚れてますけど。」とおじさん。そうだったんですか、、と正座しながら部屋を見て、下にあるものをみてみようとかがんだら、肩の辺りになにかがドスンと落ちてきた。え?とおもって顔を上げると手作りっぽい感じの大きな眼をした日本人形だ。8歳くらいの子供くらいの大きさがあり、私をまっすぐみている。(あ、これ生きてる。こわい・・!)急に恐くなって、お礼を言ってあわてて外に出た。ほっと息をついて歩き出すと、そばにいた村の人が「あの家にいったのかね?」と怪訝そうに聞く。「はい、おじゃましてきました。」というと「誰も住んでいないのになぜいったのかね。あのうちも娘さんを亡くしてから父親もあとを追ってしまってね、もうずっと誰も住んでいないのだよ。」といった。

 

‥‥ちょっと、こわいじゃないですか;;文章で書くとなんだか恐いのですが、実際の夢の中ではなんだかしっとりと悲しい気持ちで、恐いという感覚は意外と無かったです。娘さんを亡くしてもずっと家を見てまわっていたんだなぁと。人の思いというのはせつないですね。どうぞ明るい光のほうへいけますように。

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